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怒鳴る親に育てられた子どもの末路と怒鳴る親の心理【怒鳴る親の治し方】

怒鳴る親 子ども子育て
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昔は

「子供は厳しく育てるべき」

「暴力を振るっても構わない」

このような子育てが主流でしたし、体罰もたくさんありました。

科学が進歩した現代では、褒めて伸ばすことが子供の発育にとってよりよいことだとわかっています。

しかし、今でも子供に対して怒鳴るような子育てをしている親もいます。

怒鳴る子育ては、子供にとってたくさんの悪影響があります。

この記事では、怒鳴る親に育てられた末路や子どもに怒鳴る親に心理について解説します。

また、

・怒鳴ってしまう時の治し方

・旦那や妻が怒鳴る場合の対処法

についてもご紹介します。

この記事でわかること
  • 怒鳴る親に育てられた子どもの末路
  • 子どもに怒鳴る親の心理
  • 子供に怒鳴ってしまう親の治し方
  • 旦那や妻が怒鳴る場合の対処

怒鳴る親に育てられた子の末路

怒鳴る親に育てられた子供は、さまざまな悪影響を受けます。

子供の時に現れるものもあれば、大人になって支障が出てくることもあります。

このような避けるべき子育てのことを「マルトリートメント」といいます。

マルトリートメントは、子供の発育を妨げるもので、暴言などで心身ともにダメージを与えるものです。

実際に、マルトリートメントを受けた子供は、ストレスによって脳が変形する可能性があることがわかっています。

参考:マルトリートメントと子供の脳(公益財団法人母子健康協会)

親としては、怒鳴ることがいい子育てと思っている人はいないですよね。

一部の頭の弱い親は怒鳴ることがいい子育てと勘違いしているかもしれませんが……

それでは、実際に怒鳴る親に育てられた子供にどのような悪影響があるのかをご紹介します。

自己肯定感が下がる

怒鳴る親に育てられた子供は、

「自己肯定感が下がる」可能性があります。

なぜなら、怒鳴られることによって、子供は自分に対する否定的な環境で自己評価が下がってしまうからです。

「いつも怒られて自分はダメなんだ」

「どうせまた怒られる」

怒鳴られる環境が続くと、このような感情を抱くことが増え、自分を信じることをしなくなります。

本来、もっと素晴らしい才能や能力を持っていても、その力を発揮できなくなる人に育つのです。

親を信頼しなくなる

常に親から怒鳴られて育つと、次第に親を信頼しなくなります。

日々怒鳴られているのですから、親を信頼しなくなるのは当たり前ですよね。

怒鳴るだけでなく、親の攻撃的な態度も親を信頼しなくなる1つの原因です。

一番近くにいる親子であるはずが、心の距離はどんどん離れていってしまいます。

子供にとって家庭は心理的に安全な環境であるべきですが、親子の信頼関係がない家庭は、「基礎のない建物」のような感覚です。

安定した信頼関係という土台がなければ、建物はすぐに揺れ動き崩れやすくなるのです。

攻撃的な性格になる

一番近い存在の親が常に怒鳴っていると

「攻撃的な性格」に育ってしまいます。

子供は良くも悪くも、親と同じ行動を取りやすくなります。

怒ることが物事を解決する手段と勘違いしてしまうのです。

アルバート・バンデューラーの社会的学習理論によれば、人は他者の行動を観察し、真似をすることで学習するとされています。

私がこれまで出会った「攻撃的な性格の人」は、親がすぐに怒鳴る人でした。

そのほとんどが子供とは比べ物にならないぐらいの攻撃的な性格だなとも感じました。

コミュニケーション能力に欠ける

怒鳴る親に育てられると

「コミュニケーション能力に欠ける」ことが多くなります。

なぜなら、怒りや高圧的な態度がコミュニケーションの手段となるからです。

たまに意味もなく高圧的な人とか居ますよね。

コミュニケーションは、以下のようなことを意識してするものです。

・相手の気持ちを考えること

・わかりやすく伝えること

・相手の話しをしっかりと聞く

怒りや高圧的な態度がコミュニケーションの基準になってしまうと、うまく意思疎通ができないですよね。

次第に周りに誰も人が居なくなってしまう原因になるので、人間関係で苦労するきっかけにもなってしまいます。

人の顔色を見て行動するようになる

怒鳴られて育った子供は、

異常に「人の顔色を見て行動する」ようになったりします。

幼少期から怒られて育ったため、人の顔色を見て怒られない行動を取ろうとするからです。

自己肯定感も低いため、自分をふさぎ込んでしまいがちで「自分の意見を言わない人」になることもあるのです。

子供の時は親の顔色を見て、大人になってからは職場の人の顔色を伺う。

常にストレスにさらされているので、体や心の不調を起こしやすくもなります。

また、怒鳴られ続けてことでトラウマになることもあります。

親に怒られ続けた経験がトラウマとなり、心を閉ざし、自分らしく振舞うことができなくなる可能性もあるのです。

人の顔色を見て行動するようになることが、怒鳴られて育ったことによる原因の1つです。

子供に怒鳴る親の心理

怒鳴る親は、どうして子供に怒ってしまうのでしょうか?

私も子供が3人居て、ついつい怒ってしまうことがあります。

怒ってしまう時の心境としては、

・仕事や育児に疲れている

・本当にダメなことをしたから

基本的に以上の2つですが、事あるごとに怒鳴ってしまう親はどのような心理なのでしょうか?

たまに、外食や買い物に行った時にも「そんなことで怒る?」と思ってしまう親を見かけることがあります。

ここでは、怒鳴る親の心理を5つ詳しく解説していきます。

怒鳴る親の心理①自分に余裕がない

怒鳴る親は、基本的に自分に余裕がありません。

毎日やることがいっぱいで、自分に余裕がないため、些細なことでイライラしてしまいます。

今までは自分1人だけのことを考えていればよかったのですが、子供が産まれるとそうではありません。

家事、育児、仕事などたくさんのことを考える必要があるので、だんだんと余裕がなくなっていくのです。

怒鳴る親の心理②子育てのストレスがある

子育てのストレスが原因で怒鳴ってしまうこともあります。

・子供が言うことを聞かない

・うまく子育てできない

・寝不足になる

など心身ともにストレスが溜まる原因となります。

私自身3人の子供がいて、毎日てんやわんやで少し1人になりたいと思う時だってあります。

ただ、だからといって「怒鳴り散らす」「暴力を振るう」などをしてはいけませんよね。

子育ては思った通りにいかないことが当たり前。

怒鳴ってしまう親は、子供を管理、支配しようするけど、うまくいかないことから子育てでストレスが溜まるのです。

怒鳴る親の心理③子供を支配しようとしている

怒鳴る親の心理に「子供を支配しようとしている」ことがあります。

すぐに怒鳴る人は、怒鳴ったり怒ることが強さだと勘違いしています。

自分より弱い子供に対して怒鳴ることで、子供を支配し、自分の思い通りにしようとするのです。

子供にとって害となる親のことを「毒親」と言いますが、子供を支配しようとする行動は、毒親の特徴でもあります。

人に与えるより多くを受け取ろうとし、子供にとって必要なことに労力やお金をかけようとしません。

子供に何かをしてあげようものなら、恩着せがましい言動や振る舞いをします。

怒鳴る親は、自分が優位に立つため、思い通りにするために行う心理なのです。

毒親の特徴について詳しく書いている記事があるので、「自分はもしかして毒親かも」と思った方は一度ご覧下さい。

>>毒親ってなに?毒親の特徴を紹介

怒鳴る親の心理④子供が嫌い

そもそも怒鳴る親は「子供が嫌い」なことがあります。

子供が嫌いなら産むなよ!って思う方もいるかもしれませんが、初めから嫌いなわけではないケースもあります。

子供が産まれる前に思い描いていた理想と実際に産まれた後の現実のギャップが、子供を嫌いになっていく原因の1つです。

怒鳴る親の心理⑤自分も怒鳴られて育てられた

怒鳴ることが子育てだと考えている人もいます。

なぜなら、自分も親に怒鳴られて育ったからです。

子育ては、良くも悪くも自分の親から受けた子育てが基準となります。

仮に自分の親が

・子供を褒めない

・暴力、怒鳴る

といった環境で育った場合、自分も子供に同じようにしてしまう可能性があります。

反対に、

・子供を褒める

・子供の意見を尊重する

このような環境で親から教育を受ければ、自分も子供に同じように接する可能性が高くなります。

必ずしも当てはまるわけではありませんが、自分の親から受けた教育は、そのまま子供にしてしまうことが多いのです。

子供に怒鳴ることへの対処

「怒鳴ってしまう自分を治したい」

「子供にイライラしてすぐ怒ってしまう」

そんな怒鳴ってしまう自分を治すことはできるのでしょうか?

子育てをしていると、子供にイライラすることは誰でもあります。

また、忙しさのあまり、子供に八つ当たりしてしまうこともあるかもしれません。

でも、このまま怒鳴る子育てをしていていいのかというとそうではありませんよね。

できることなら、怒鳴らずに子育てをしたいはず。

ここでは、子供に怒鳴ってしまうのを治す方法をご紹介します。

親が笑顔でいること

子育てで大切だなとつくづく実感するのが、「親が笑顔でいること」です。

親が笑顔でいると、自然と子供も笑顔になりますよね。

反対に、子供をすぐに怒鳴ってしまう親は、常に眉間にシワが寄っているように感じます。

これでは子供も同じように怒りっぽく、攻撃的な人間に育ってしまいます。

ストレスがある→怒る、怒鳴る

のではなく、

怒る、怒鳴る→ストレスが溜まってしまう

になるのです。

常にニコニコして子供に接することで、親子揃ってストレスを感じにくくなるのです。

一度、少し大げさに笑顔で子供と接してみて下さい!

意外と効果があります!!

子供とたくさん話す

子供にすぐに怒鳴ってしまうときでも、

「子供とたくさん話すこと」が大切です。

親子であろうと、話さないとわからないことはあるからです。

私は、「ぐずったとき」、「注意したとき」少し落ち着いてから、子供とたくさん話すように心がけています。

どうしても、子供が泣きじゃくっている時や自分が怒っている時には、なかなか落ち着いて話しができませんよね。

自分も子供も少し落ち着いた後なら、意外と子供も自分の気持ちを話してくれるものです。

「あの時のどこが嫌だったのか」

「どうして怒ってしまったのか」

素直にその時の気持ちを伝え合うことで、お互いの関係をより強固にすることができます。

ただし、それは「親子の信頼関係がある場合」です。

親子の信頼関係がない場合「子供は何も話してくれない」時があります。

このような場面を私も近くで何度も見ていました。

子供は親をよく見ていますから、「どうせ話しても無駄」とわかっているのです。

親子の信頼関係を取り戻すためには、「全力で子供を愛してあげる」ことがはじめの一歩です。

アンガーマネジメントをする

怒鳴ってしまうのなら、怒らないように

「アンガーマネジメント」をすることをおすすめします。

アンガーマネジメントは簡単に言うと、怒りの感情をコントロールすることです。

怒ってしまうのなら、怒らないようにすればいいのです。

そのためには、当然トレーニングが必要になりますよね。

誰でも今すぐにできる方法としては、

「怒りの感情を6秒我慢する」ことです。

人間の怒りの感情は、6秒間でピークに達します。

その後、段々と怒りの感情が収まるようになっています。

つまり、怒鳴りそうになった時に6秒間我慢すればいいのです。

これは誰でもできることなので、まずは6秒間我慢することからやってみて下さい。

アンガーマネジメントの方法としては、他にもたくさんあります。

・別の事を考える

・自分のコントロールできるものに力を注ぐ

・自分の考えを改める

・怒り度合いを書き残す

など

始めの6秒間を我慢してもなお怒鳴り続けてしまうのなら、他のアンガーマネジメント方法を試してみて下さい。

自分の今後の人生のためにも、必ず必要な能力です。

今の自分を少しでも変えたいのなら、ぜひ行動を起こしてください。

怒鳴る父親や母親への対処

「旦那や妻が子どもをすぐ怒鳴る」

「大声で怒って子どもを威圧する」

自分のパートナーがこんなことをしていると中々対処に困りますよね。

また、すぐに怒鳴る父親は病気なんじゃないか?

大声で怒鳴る母親は病気なんじゃないか?

こう思ってしまうこともあります。

ここでは、自分ではなく旦那や妻がすぐ怒鳴る場合の対処をご紹介します。

1人の時間を作ってあげる

自分のパートナーが怒鳴る場合、「1人の時間を作ってあげる」ことで、マシになることがあります。

なぜなら、怒鳴る親は余裕がないからです。

子どもがいると、どうしても毎日が忙しくて、自分の時間がなくなってしまいますよね。

怒鳴る親だけでなく、どんなに子どもが好きな人でも、「ホッと一息つく時間」が欲しくなるときがあります。

1人でゆっくり考える時間やリフレッシュをする時間を与えてあげることで、自分の気持ちを整えたり、考え直すきっかけができたりします。

定期的に1人になる時間を与えてみて、少し様子を見てみましょう。

怒りのポイントを押さえる

旦那や妻の「怒りポイント」を押さえておきましょう。

すぐに怒鳴る人は、通常の人と比べて怒りの沸点が低いですよね。

普通の感覚とは違うため、怒りのポイントを押さえておかなければ、また怒鳴り始めてしまいます。

まずは、どんなことで怒るのかを知りましょう。

そして、その状況になりそうになったら、自分がカバーしてあげるようにすることです。

そうすることで、怒りの沸点が到達する前に防げるかもしれません。

なぜ、そこまでしなければいけないのか?とも思ってしまいますが、そこは一度は誓約を結んだ相手。

関係を良好にするために、少しはできることをしてあげましょう。

カバーすることが限界になれば、もう別れるか我慢して過ごすしかないのです。

夫婦の意見を共有する

怒鳴る旦那や妻には、「夫婦の意見を共有する」ことで改善できる可能性があります。

・どんなことにストレスを抱えているのか

・何が気に食わないのか

こうして根本的な理由を一つ一つ明確にすることで、解決策を見出せることがあります。

また、夫婦で意見を共有することで「夫婦一丸となって子育てをする」という共通意識が芽生えることもあります。

子育てはどちらかがするものではなく、夫婦で協力してするものです。

夫婦の子育て観や意思を話し合ってみることで、怒鳴らなくするようにもできるかもしれません。

また、子育てにおいて父親にしかできないこともあります。

こちらに父親にしかできないことについて詳しく記事を書いていますので、気になる方はぜひご覧ください。

>>父親にしかできないこと

離婚する

「どんなことを試しても治らない」

そんな場合は、離婚することも一つの手です。

怒鳴る父親や母親は、子供にとって悪影響でしかありません。

しかも、すぐに怒鳴るような親は、話し合って治るとも考えにくいですよね。

そもそも、話してすぐに治るのであれば、こんなに悩まなくてもいいはず。

恐らく、これから先も治ることはないでしょう。

そんな最終手段としては、離婚をすることも視野に入れていいと思います。

大切なのは、子供の未来であって、子供が健やかに育つこと。

今一度、何が本当に大切で、どうするべきかを考えてみましょう。

親子の信頼関係を作ろう

親は生まれて数十年経ったとはいえ、1人の人間です。

どんなに子供が好きでも、温厚な人でも怒ってしまうこともあると思います。

また、簡単に子育てといいますが、1人の人間を育てるというのは、本当に凄いことです。

自分とは違う人間なので、思い通りに育てる方が難しいですし、そもそも思い通りに育てようとする考え方がよくありません。

また、親が上、子供が下などの優劣もありません。

親子は互いに尊重し、一緒に成長していく必要があります。

そのためには、親子の信頼関係を築くことが必要不可欠です。

私は、親子の信頼関係を築くため、子供を同志と思うようにしています。

親として注意や叱らなければいけない時もありますが、できるだけ「子どもと同じ目線でいること」を大切にしています。

そうすることで、たくさんの笑顔が生まれ、信頼関係が生まれるのです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

他にも子育てに関する記事を書いていますので、気になる記事があればぜひご覧下さい。