皆さんは「公文」ってご存じでしょうか?
よくテレビCMなどで見かける学習塾のことです。
東大生の約3人に1人が公文に通っているというデータがあります。
公文式教室はそれほどいい学習塾なのでしょうか?
ちなみに私の3歳と4歳の子供も現在公文に通っています。
今回は、
「子供の将来の為に学習塾を考えている親御さん」
「学習する習慣を身につけてほしいと思っている親御さん」
などに向けて、現在子供を公文に通わせている私の体験談も交えながら、
「そもそも公文とは何なのか?」
「公文がなぜいいと言われているのか?」を紹介していきたいと思います。
- 公文とは?
- 公文のメリット・デメリット
- 公文に通わせてよかったこと
また、勉強のメリットや勉強をする意味を知りたい方は、こちらの記事を参考にして頂ければと思います。
公文とは?
公文ってよく聞きますよね。
CMやママ友との会話でもよく「公文」という言葉が聞こえてきます。
今や「東大生の3人に1人は公文に通っていた」と言われますが、
公文とはどんな学習塾で、どんな経緯でできたのでしょうか?
きっかけは我が子に作った教材
公文式教育ができたのは、公文 公(とおる)氏が創始者で、
我が子の為に学習教材を作ったのが始まりでした。
公文氏はもともと高校の数学教師でした。
わが子への学習教材を作る中で、重視したのは
「子供が自主的に学習していく姿勢を育てる事こそが、教育者の務めである」ということでした。
自主性を育むために、本人が自習で毎日無理なく続けることができ、学習効果を上げていけるように工夫を重ねたそうです。
引用:https://www.kumon.ne.jp/origin/toru/index.html
そんな子供への愛から生まれた公文式教育法ですが、実際にどこがいいのでしょうか?
公文のメリット
東大生の3人に1人が通っていたと言われる公文ですが、公文にはどんなメリットがあるのでしょうか?
ここでは、公文のメリットを3つご紹介したいと思います。
自分で学習する習慣がつく
公文のメリットの一つ目は、「自分で学習する習慣がつく」ことです。
公文式は子供が自主的に学習していくことを重視しています。
なので、公文では先生が授業をするようなことはありません。
教室の子供たちは、公文手づくりの教材を使います。
その問題ができたら、先生に提出して丸付けをしてもらう。
子供たちが勉強を受け身ではなく、自分で問題と向き合い勉強をしています。
これは自主的に学習する習慣がつきます。
私の子供は3歳と4歳で、まだ通い始めたばかりなので、先生と一緒に読み書きや線をなぞるといったことをしています。
家に帰ると、「パパ、書き書きしたい」と言ってくれて、ノートに自分でひらがなを書いて見せてくれたりします。
親が何も言っていないのに「自分で学習する」ことが公文のメリットです。
何学年も先の勉強ができる
公文のメリットの二つ目は「先の勉強ができる」ことです。
公文では学年を越えて、できるだけ早い時期に高校教材を学習することを目標に掲げています。
小学校高学年で高校の教材をしている子もまれにいます。
しかも、自分で学び、自分で学年の壁を乗り越えているのです。
これはこれから先の高校や大学、大人になってからも一生役に立つ能力だと思います。
年齢にとらわれず、「学年を飛び越して勉強できる」ことが公文のメリットです。
計算が速くなる
公文のメリットの三つ目は、「計算が速くなる」ことです。
「公文に行くと計算が速くなる」
これは結構有名ですよね!
公文は3歳4歳の子の宿題でも、結構な量のプリントをこなします。
これは教室の学習でもそうで、速く解くことを日常的にしています。
何度も何度も繰り返し解くことで、解く速さが自分の体にしみついていきます。
この「計算の速さ」が自然に身につくことは公文のメリットです。
公文のデメリット
これまでいいとこ尽くしの公文ですが、デメリットもあります。
ここでは、私が思うデメリットを2つ紹介します。
塾代がかかる
公文のデメリットの1つに「塾代がかかる」がありますが、これは当たり前ですね。
公文の月の塾代は、地域によって異なります。
・幼児、小学生
東京・神奈川の教室:7,700円
それ以外の地域の教室:7,150円
・中学生
東京・神奈川の教室:8,800円
それ以外の地域の教室:8,250円
・高校生以上
東京・神奈川の教室:9,900円
それ以外の地域の教室:9,350円
※正しい会費や詳細は下記の公式ホームページをご覧ください。
公式ホームページ:https://www.kumon.ne.jp/tetsuzuki/kaihi/index.html
以上のように、月の会費は決して安いものではありません。
また、上記の塾代は1教科における価格なので、2教科3教科と受けさせると、さらに会費は高くなります。
このように「塾代がかかること」が公文のデメリットです。
ただ、私は逆に子供が自学習できるようになり、子供の可能性を伸ばせるのなら、この月会費は安いものだと思って通わせています。
やる気を保てない子は続きにくい
公文のデメリットに「やる気を保てない子は続きにくい」があります。
公文は授業ではなく、教室で配られるプリントを解き、先生に答え合わせをしてもらいます。
できない問題や難しい問題などが出てきたときにも、自分で解くという事が必要です。
その時に、やる気がなくなったり、周りとの差を感じてしまうと長続きしない可能性もあります。
私はそんな時こそ、子供が成長するチャンスだと考えています。
難しい問題が出たときには「ラッキーと思うようにしよう!」と子供に話しています。
その難しい問題を自分で解き、壁を乗り越える成功体験が子供のやる気をまた引き上げると思っています。
勉強でつまづいている時に、親がどう接してあげるかが大切なのかなと感じています。
子供を公文に通わせてよかったこと
この記事を書いている現在で、私の子供は公文に通い始めて、現在で4カ月です。
3歳と4歳なので、初めは線をなぞったり、読み書きの練習をしているところです。
ただ、公文に通う前と現在を比べると、子供の成長に驚かされます。
何かを書くという習慣が子供には定着しているので、家でも絵を書いたり、文字を書いたりして私に見せてくれます。
また、言葉もたくさん覚えますし、覚える速さも前に比べて早くなっています。
飛行機の絵本を読んだ後には、「飛行機は揚力(ようりょく)で飛ぶの?」と質問をしてくれて、理解力も高くなっています。
その時に使った絵本はこちらの「ロケットかがく」という絵本です。
読み聞かせでよく読んでいて、3歳と4歳の子供にもわかるようにボールや矢印を使ってわかりやすく説明されています。
自分で問題を解く、この自主性が子供を大きく成長させてくれると感じています。
ちなみに私が子育てで、参考にしている方が佐藤亮子さんという方なのですが、
佐藤さんが出版している「3男1女東大理IIIの母 私は6歳までに子どもをこう育てました」という本が大変参考になります。
「子育ては無理しなくていい」「世話が掛かるのは子育ての醍醐味」
そう思わせてくれる一冊です!
小さいころから子供を勉強漬けにしてかわいそう?
たまに「小さいころから塾に通わせて、子供がかわいそう」というような声を聞きます。
私が思うのは、そもそも親が勉強に苦手意識があるから、そういう言葉が聞こえてくるのだと思います。
本来勉強というのは、自分で何かを学び、楽しいものです。
そして、その学んだことの中から、自分の人生に役立てていくものだと考えております。
もちろん、勉強した内容をすべて大人になってから使うわけではありませんし、使わないことの方が多いかもしれません。
勉強は考えることそのものなので、基礎学力はその後の人生に必ず影響してきます。
大事なのは、問題を解決するために思考する。自分の学んだことを使って問題を解決するように努力することです。
これは社会人になると、求められるスキルでもあります。
これを幼いころから養えるのは素晴らしいことだと思います。
まとめ
今回は公文のメリットやデメリットを紹介しました。
また、子供を公文に通わせている私の体験談も踏まえながら紹介しました。
「自分の子供を公文に通わせるべきかどうか」で悩んでいる親御さんは、
まずは体験学習を受けさせてみてはどうでしょうか?
公文では教室で計2回、体験学習を受けることができます。
その体験学習に通ってから、
「自分のお子さんを公文に通わせるべきか?」
「自分の子供が公文に合ってているか?」
を考えてみるのがいいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます!