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楽しみながらお金や経済について学べる|おすすめ経済小説【作者別紹介】

経済小説 おすすめ読書
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「お金について学びたい」

「経済について学びたい」

そう思って勉強しようとしても、お金や経済に関することは専門用語がたくさんあってなかなか頭に入ってこなかったりしますよね!

そこで今回は、楽しみながらお金について学べる経済小説を紹介したいと思います。

経済小説とは、簡単に言うと経済に関することを扱う小説の事をいいます。

詳しく言うと、「経済事件や、企業、その業界、人物(経営者やサラリーマン)などを扱う小説の事です。

今回は、数ある経済小説の中でも、私が実際に読んでよかった経済小説を紹介したいと思います。

また、経済小説を読むメリットも紹介したいと思います。

経済小説を読むメリット

お金について学べる経済小説を紹介する前に、経済小説を読むメリットを紹介します。

お金や経済について学べる

経済小説を読むメリットの一つはもちろん「お金や経済について学べる」というところですよね。

さらに経済小説では、読者により「リアル」を届けるために、綿密な取材や調査をしていたりします。

それが読者にとって現実味があり、小説の世界に引き込まれるのです。

私たちの身近なお金や経済の事から、普段目の当たりにしない事まで学べるという事が、経済小説を読むメリットだと言えるでしょう。

ストーリーだから楽しい

経済小説を読むメリットのもう一つに「ストーリーを楽しめる」という事があります。

お金や経済の事を学ぶ際には、専門書を読むこともあります。

専門書は情報が豊富で学ぶことに関しては申し分ないのですが、本が苦手な人や専門的なことばかり書いてある本にはとっつきにくかったりします。

それに比べ経済小説は、主人公の葛藤や苦労、生き方や働き方などいろいろなことに感情移入して楽しめます。

つまり読者が「飽きずに読む」ことができます。

「気づき」が得られる

経済小説を読むメリットに「読者が気づきを得られる」という事があります。

経済小説には、主人公、主人公を取り巻く状況、時代背景など詳細に描かれていることが多いです。

主人公や周りの人の心の声も描かれているので、「自分ならどうするか?」や「こんな考え方があるんだ」と言った気づきを得られます。

経済小説には、お金や経済について学べるだけでなく、「自己啓発書」のような側面もあるのです。

作者別|おすすめ経済小説

私が好きな経済小説を作者別で2人紹介していきたいと思います。

有名な作家さんなので、知っている方も多いと思いますが、読んで損はない小説ばかりです。

池井戸潤

経済小説といえば、池井戸潤さんの小説がまず頭に思い浮かぶのではないでしょうか?

池井戸潤さんの作品は、ドラマ化や映画化など多数されています。

半沢直樹シリーズ

ドラマ化されて国民的ドラマになった「半沢直樹」シリーズです。

主人公の半沢直樹が銀行の不正に立ち向かう物語です。

決め台詞の「やられたらやり返す、倍返しだ!」は、みんな一度は言ったことがあるのではないでしょうか?

①オレたちバブル入行組

半沢直樹シリーズ1作目の「オレたちバブル入行組」です。

支店長は銀行の融資ミスの責任を主人公の半沢直樹に押し付けようとします。

半沢直樹は支店長からの命令で融資を行ったのにも関わらず、自分が全責任を取らされることに納得いかず、支店長に対してリベンジをします。

半沢直樹のリベンジ劇に興奮が止まりません!

②オレたち花のバブル組

半沢直樹シリーズの2作目「オレたち花のバブル組」です。

半沢直樹は巨額の損失を出したホテルの建て直しを命じられる。

なぜ銀行は赤字ホテルに融資を続けたのか?半沢は裏で糸を引く人物を突き止める。

また、金融庁主任検査官との対決も見ごたえある作品です。

③ロスジェネの逆襲

半沢直樹シリーズ3作目は「ロスジェネの逆襲」です。

2作目でホテルを建て直し役員の不正を暴いた半沢は、周囲から批判を受け子会社に出向することになりました。

その子会社での初仕事の案件を横取りに来たのは、半沢が出向する前にいた親会社でした。

若い部下たちと戦う半沢直樹たちはどうなるのでしょうか?

銀翼のイカロス

半沢直樹シリーズの4作目は「銀翼のイカロス」です。

前作で銀行を救ったことで、再び半沢直樹は親会社に返り咲きます。

そんな中、航空会社が抱える700億円もの借金を帳消しにするという無茶な命令に受けて立つ。

ここから、全面対決が起きるのですが、半沢の運命はどうなるのでしょうか?

アルルカンと道化師

半沢直樹シリーズの5作目は「アルルカンと道化師」です。

これは、第1作目の5億円の融資ミスが起きる前の話です。

半沢直樹のもとにIT企業が美術系出版社を買収したいという案件が持ち込まれます。

強引な買収工作に抵抗する半沢でしたが、ある秘密に気づきます。

有名な画家が描いた絵「アルルカンとピエロ」に隠された謎とは?

その謎を解いたとき、半沢は真実に辿り着く。

橘玲

橘玲さんも有名な作家さんです。

とにかく金融知識がすごく豊富です。

特に投資や税金などについての知識がすごく、いわゆる裏のスキームなども小説内で描いています。

小説だけでなく、お金に関する本を出版されており、「お金持ちになれる黄金の羽の拾い方」は30万部を超えるベストセラーになっています。

マネーロンダリング

橘玲さんのデビュー作「マネーロンダリング」です。

マネーロンダリングとは、資金洗浄という意味です。

いわゆる脱税や違法で手に入れた資金(お金)を出所がわからないように、いろいろな手段を使って摘発を逃れることです。

もちろんマネーロンダリングは法律で禁止されていますので、やらないようにしてください。

主人公の工藤秋生は、香港でFA(ファイナンシャルアドバイザー)をしています。

ある日、工藤に若い美女からの依頼が来る。その依頼の後に起きる不自然な事件などを目の当たりにし、工藤は複雑な事件に巻き込まれていきます。

永遠の旅行者(上)

続いて紹介するのは「永遠の旅行者(上)」です。

主人公は元弁護士の真鍋という男でうs。

ある日、真鍋のもとに麻生という老人から一通の手紙が届きます。

その内容は「20億円の資産を息子ではなく、孫に相続させたい。ただし1円も納税せずに。」という依頼です。

麻生は余命がわずかで時間がない中、真鍋は見事依頼を成功させることができるのでしょうか?

永遠の旅行者(下)

続いて紹介するのは、前作の続編で「永遠の旅行者(下)」です。

麻生という老人の余命がわずかな中、真鍋には時間がありません。

そもそもなぜ麻生は「無税」にこだわるのか?

いろいろな真相が明らかになっていき、人間の欲望や金、生きる意味なども書かれている作品です。

タックスヘイブン

続いて紹介するのは「タックスヘイブン」です。

東南アジアで最も成功した金融マネージャー北川が、シンガポールのホテルで謎の転落死をした。

同時に名門スイス現行の山之辺が失踪し、1000億円が消えた。

政治家ややくざ、銀行が絶対に知られたくない秘密やそれを操る男の存在など、非常にスリルのある小説です。

著者の圧倒的な金融の知識量に加えて、裏社会などとの関わりなどとハラハラする社会派小説でもあると言えます。

まとめ

今回は「楽しみながらお金や経済について学べる小説」を紹介しました。

小説はストーリー形式なので、読みやすいと思います。

もちろんページ数が結構あるので、読書が苦手な人は難しい場合があります。

こちらで読書に関する記事を書いておりますので、気になる方はご覧ください。