あなたの子供は宿題をちゃんとしていますか?
小学校や中学校では、学校から宿題が出されます。
宿題には提出期限があり、期限までに提出しないといけません。
明日宿題を出さないといけないのに、
「一向に宿題をしない」
「やろうとしてもすぐにやめてしまう」
こんな時、親としては困りますよね。
なぜ子供は宿題をしないのでしょうか?
今回は
- 子供が宿題をしない原因
- 親のやってはいけない対応
- 宿題をしてもらう工夫
について紹介していきたいと思います。
子供が宿題をしない原因
宿題をしたくない理由がある訳ですから、
まずは、子供が「宿題をしない原因は何か?」を考えていきましょう!
やらされている感じがある
子供が宿題をしない原因の一つは、
「やらされている感」があるからでしょう。
子供に限らず大人もそうですが、何かをやらされていると感じると、途端にやる気をなくしてしまいます。
大人であれば、「そうはいってもしないといけない」とやりたくないことでも、自分を律してできるかもしれません。
ただ、子供は違います。
子供にとって、やりたくないことをするというのは、非常に難しいものです。
これが子供が宿題をしない原因の一つです。
わからないことがあるから
子供が宿題をしない原因の一つに「わからないから」というのがあります。
これは、いざ宿題に取り組もうとしても、わからないことがある為に、やる気がなくなってしまうのです。
やりたくないことがある上に「わからない」となると、子供のやる気はどんどん下がってしまいます。
これも子供に限らず、大人も「自分の知らないこと」「わからないこと」にはなるべく手を付けたくないものです。
これが宿題をしない原因のもう一つです。
遊ぶ方が楽しい
子供が宿題をしない原因に「遊ぶ方が楽しい」という事があります。
子供にとって宿題よりも遊ぶ方がはるかに楽しいはずです。
友達と遊ぶ、公園の遊具で遊ぶ、家でゲームをする。
特に子供は活発ですから、机に座って鉛筆を持つよりも、遊ぶことの方が楽しいと感じます。
子供にとって宿題はしなければいけないものという位置づけなので、宿題をしないのでしょう。
やってはいけない対応
子供が宿題をしないときに親はどんな対応をすればいいのでしょうか?
ここでは、やってはいけない対応を紹介したいと思います。
子供が宿題をしないからといって、やってはいけない対応はしないようにしましょう!
無理矢理させる
子供が宿題をしないからといって、無理矢理させることはやってはいけません。
「しなさい」と言われたら、しようと思っていてもしたくなくなります。
無理矢理させたところで、その時は宿題をするかもしれませんが、それは「やらされている作業」になってしまいます。
子供も大人も「やらされている」と感じると、やる気がなくなります。
その「やらされている」ものが子供が自分にとってなんのメリットがあるのか?
例えば、仕事をしていれば、労働に対しての対価(お金)がもらえます。
これならメリットがありますし、なぜ仕事をするのかの意味がわかります。
ただ、子供は宿題をしたところでそれがなんのメリットがあって、どう役に立つのかがわかりません。
宿題をする意味を理解させてあげる事ができれば、子供は自発的に宿題をするかもしれません。
なんで勉強しないといけないのか?
勉強をするメリットについて書いておりますので、気になる方はご覧ください。
怒る、責める
子供が宿題をしないからといって、怒ったり、責めたりしてはいけません。
親としては、子供が宿題をちゃんとしてほしい。
なぜなら、「授業についていけなくなる」「将来の志望校にいけるかが心配」
といったことがあります。
そのため、宿題をしない子供に「イライラしてしまう」こともあるでしょう。
そんな時でも怒ったり、責めたりすることで、さらに子供のやる気は下がります。
子供からしてみれば「怒るばかりでなにもしてくれない」という風に感じます。
また、人間は怒られると脳が萎縮したり、肥大するというデータがあります。
詳しくはこちらをご覧ください。
子供の気持ちを考えて、自分も子供の立場に立って考えることが大切です。
そのうえで、親にできる事を考える必要があります。
宿題をしてもらう工夫
子供が宿題をしない場合、どうしたら宿題をしてくれるようになるのでしょうか?
また、親としてはどうしたらいいのでしょうか?
宿題をするようになるための工夫を紹介したいと思います。
環境を作る(変える)
子供が宿題をするために親としてすることが「宿題をしやすい環境を作る」ことです。
宿題をしやすい環境とは、
・目に見えるところに宿題を置いておく
・子供部屋ではなく、リビングでしてみる
・テレビなど気が散るものを消してみる
このような事です。
宿題をする環境はそれぞれの家庭によって変わります。
子供部屋などでは、おもちゃや漫画などの誘惑がありますから、リビングでテレビを消してしてみるのもいいかもしれません。
また、それでも宿題が続かない場合は、環境を変えてみることもいいでしょう。
例えば、国語はリビングの机でやり、算数は子供部屋でするなどをしてみます。
同じ場所にじっと座っているのでは、すぐに集中力が切れますから、このように環境を変えて宿題をしてするのもいいでしょう。
親が一緒に宿題をする
子供に宿題をしてもらう工夫として「親が一緒にする」という事も効果があるでしょう。
子供は親の姿を見ています。
親が勉強好きであれば、子供も自然と勉強好きになる可能性が高いです。
日頃から親が勉強したり、本を読んでいると、子供はその姿を見てますから、自分もしたいと思うようになります。
その時に大切なのは「親が楽しそうにする」という事でしょう。
辛そうに、嫌そうに勉強していると、
子供は「あ、勉強って辛いことなんだな」と思うようになります。
「勉強は楽しいもの」と子供に感じさせることが大切です。
親が楽しそうに勉強しているところを子供に見せてみましょう!
小さな成功体験を作る
子供に宿題をしてもらう工夫として「小さな成功体験」を作ることも大切です。
いきなり富士山に登ろうとしても、辛くて心が折れそうになります。
まずは、少し低い山から登り、慣れてきたら高い山に挑戦する。
宿題もこのように段階を踏んですることが必要になってきます。
まずは宿題の中でも一番できそうなところをする。
それから徐々に難しいところに挑戦する。
できないときには「また一つ成長できるチャンスだよ!」などと声を掛けてあげて、考えることが良い事なのだと教えてあげるもいいでしょう。
時間を決める
子供に宿題をしてもらう工夫に「時間を決める」ことも効果があります。
子供だけでなく「人間は習慣の生き物」です。
勉強する時間を決めておくことで「〇時は宿題の時間」と子供と決め事をしてもいいでしょう。
また、宿題の時間を「何時から何時まで」という風に決めることで、子供もこの時間までは頑張ろうという気持ちになります。
タイムリミットまでに宿題を終わらすために、親と子供が競争するのもいいかもしれません。
将来受験する際にも、時間までに解き終わることは必須ですから、この時の経験が活かせるかもしれません。
まとめ
子供が宿題をしない原因から親のやってはいけない対応、宿題をしてもらう工夫について紹介しました。
何かを学び、新しい知識が増えることは楽しいものです。
子供にもその楽しさが身に付けば、自発的に学んで、自分で行動するようになるでしょう。
親ができる事はその「サポートをする」「環境を作ってあげる」ことです。
なかなか実践してもうまくいかないこともあるかもしれません。
それでも自分なりに工夫することが子育てだと思います。
忙しいとは思いますが、一緒に頑張っていきましょう!
他にも子育てに関する記事を書いておりますので、気になる方はご覧ください。
最後までご覧頂きありがとうございました!