「毒物劇物取扱者」は化学薬品や農薬などの毒物や劇物を製造、輸入、販売する際に必要になる国家資格です。
そして、会社や事業所又は店舗に必ず一人は「毒物劇物取扱責任者」を置かなければなりません。
今回は、毒物劇物取扱者資格の
・申し込み方法
・受験料はいくら掛かるか?
・試験は年に何回あるのか?
について解説していきたいと思います。
また、毒物劇物取扱者の資格の「難易度」や「合格率」「勉強法」については、
次の記事が参考になりますので、そちらをご覧になって頂ければと思います。
試験の申し込み方法
毒物劇物取扱責任者の試験申し込み方法は、
①受験案内を入手する
②受験料を払う、願書を提出する
申し込み方法については以上になります。
まずは「受験案内」を入手することです。
受験案内の入手方法は3通りあります。
ここではその3通りの受験案内の入手方法について紹介します。
※毒物劇物取扱者試験は各都道府県が主催しているため、内容が異なる場合があります。
ご自分が住まれている地域の受験内容及び試験内容を必ず確認してください。
また、今から説明する受験案内の入手方法については、私が受験した関西広域連合の受験についての申込方法です。
インターネットからダウンロード
一つ目の受験案内の入手方法はインターネットからのダウンロードです。
おそらくこちらが受験案内の入手方法としては、一番多いのではないでしょうか?
自分が受験する都道府県の主催者の公式ホームページから、受験案内をダウンロード後、印刷をします。
※関西広域連合及び銀行に提出する書類は必ず、A4サイズの紙に拡大・縮小せずに印刷してください。
印刷する書類は以下の物になります。
【出願提出書類等】
(1)受験願書
(2)写真表及び領収済証明書貼り付け用紙
(3)納入通知書
(4)願書提出用封筒様式
※A4用紙に印刷した様式を、角2封筒に貼り付けしてお使いください。
(5)受験願書記載事項変更届
※必要な場合のみ使用してください。
また、試験日以降の変更については、届け出の必要はありません。
郵送で請求
二つ目の受験案内入手方法は、郵送で送ってもらうという方法です。
郵送を希望する方は、角2サイズの返信用封筒を主催者のホームページを参照しながら、請求先へお送りください。
郵送で請求する際の注意点は、
・返信用封筒には、請求部数に対して必要な金額の切手を貼ること
・送付先の郵便番号、住所、氏名を記入すること
・請求の際の封筒表面には「毒物劇物取扱者試験受験案内請求」と書くこと
・請求の際の封筒裏面には、「ご自身の住所、氏名」を書くこと。
また、願書提出期限のギリギリで受験案内を請求された場合、提出期限に間に合わない場合がありますので、余裕をもって早めに請求をしてください。
配布先で受け取る
三つ目の受験案内入手方法は、配布先で受け取るという方法です。
各都道府県で配布されている場所があるので、調べて受け取りましょう。
なお、関西広域連合の配布先はこちらです。
関西広域連合ホームページ:毒物劇物取扱者(願書配布先一覧)
現在、新型コロナウイルスの蔓延防止のため、できるだけインターネット、郵送での請求を心掛けましょう。
受験料はいくら?
毒物劇物取扱者試験の受験料も、各都道府県によって変わってきます。
例えば、東京都では12,900円です。
参照:東京都福祉保健局
関西広域連合(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県)では、10,300円です。
各都道府県によって受験料が変わってきますので、ご自分が受験する地域を調べて必ずホームページを参照してください。
試験は年に何回?
試験は年に1回開催されます。
何度も言うように、毒物劇物取扱者試験は各都道府県の自治体が主催しています。
ただ、どこの地域でも試験の回数は年に1回です。
試験日に関しては、各都道府県が主催する自治体のホームページをご覧になって頂ければと思います。
また、願書の受付日なども違ってきますので、間違えず確認しましょう。
試験に合格するには
毒物劇物取扱者の試験に合格するには、
「基礎化学」「毒物劇物の性質と取扱方法」この2つで点数をなるべく落とさないようにすることが大切かなと思います。
特に「基礎化学」は幅広く出題されますし、テキストに載っていないようなことも出てきます。
もっと詳しい「勉強方法」や「おすすめテキスト」に関しては、こちらの記事が参考になると思います。
まとめ
今回は毒物劇物取扱者試験の「申し込み方法」「受験料」「年に何回開催されるのか?」などについて書きました。
毒物劇物取扱者試験は社会人の方が多く受験される印象を受けます。
会社や事業所、店舗などには必ず「毒物劇物取扱責任者」を置かなければいけません。
そのため、スキルアップや昇給の為に資格を勉強しているかたもいると思います。
資格勉強を通じて、何かを学ぶことを習慣化し、人生を豊かにしてほしいと思っています。
最後までご覧いただきありがとうございました!