将棋を始めたけど
「囲いの種類がありすぎて、どれがいいかわからない」
「王様をどうやって守ったらいいのかがわからない」
こういった方もおられると思います。
将棋は相手の王様を取ると勝ちのゲームです。
自分の王様を取られないようにするために、王様を守らなければいけません。
今回は数ある囲いの中で、「ずっと使える囲い」を紹介したいと思います。
どれも代表的な囲いで、これを覚えると十分に戦えます。
いろんな囲いを試して、自分に合った囲いを見つけましょう!
また、将棋のルールや将棋用語を知りたい方はこちらを参考にして頂ければと思います。
将棋の駒の動かし方について知りたい方はこちらの記事を参考にして頂ければと思います。
![](https://giverlog.com/wp-content/uploads/2022/03/shougi.huribisyaanaguma.jpg)
そもそも囲いって何?
将棋の囲いとは王様を守る「城」を作るようなものです。
将棋は玉将(王将)を取られると負けのゲームなので、
相手に自分の王様を取られないようにしないといけません。
相手はいろんな攻め方で自分の王様を取ろうとしてきます。
その時に大切になってくるのが、王様の城を作って囲うことです。
居飛車か振り飛車か?
囲い方には、自分の戦い方が居飛車にするか、振り飛車にするかによって変わってきます。
居飛車とは、飛車が初期配置から横に移動せずにそのまま戦うこと。
振り飛車とは、飛車を初期配置から横に移動さして戦うこと。
そこで、居飛車と振り飛車の2つの戦法に合わせた代表的な囲いを紹介します。
![](https://giverlog.com/wp-content/uploads/2022/03/child_syougi01_b_01.png)
また、将棋の歴史についてなどが知りたい方は、こちらの記事をご覧頂ければと思います。
居飛車編
矢倉囲い
![](https://giverlog.com/wp-content/uploads/2022/03/shougi.yagurakakoi.png)
代表的な囲いの一つです。
「金矢倉」とも呼ばれたりします。
上部の攻めに強く、いったん駒と駒がぶつかると激しい戦いになります。
また、端や横からの攻めには弱いと言われています。
左美濃囲い
![](https://giverlog.com/wp-content/uploads/2022/03/shougi.hidarimino.png)
横からの攻めに強く、上部の攻めに弱いです。
持久戦もようの戦い方です。
相手が振り飛車の時などに力を発揮します。
居飛車穴熊
![](https://giverlog.com/wp-content/uploads/2022/03/shougi.anaguma.png)
囲いを作るのに手数がかかりますが、数ある囲いの中で、もっとも固い囲いです。
王様が穴の中に入って冬眠しているように見えるので、「穴熊」と言われています。
船囲い
![](https://giverlog.com/wp-content/uploads/2022/03/shougi.hunagakoi.png)
手数もかけずに組める囲いです。
王様が「船に乗っているように見える」ことから、「船囲い」と言われています。
まず、この「船囲い」に組んでから、相手の様子を見て、違う囲いにしていったりします。
エルモ囲い
![](https://giverlog.com/wp-content/uploads/2022/03/shougi.erumogakoi.png)
コンピューターソフト「エルモ」が高い評価値を出していたので、この囲いが生まれました。
船囲いからの発展形で、手数も少なく組めて、バランスのいい囲いです。
![](https://giverlog.com/wp-content/uploads/2022/03/gyougi.kodomo-2.png)
振り飛車編
美濃囲い
![](https://giverlog.com/wp-content/uploads/2022/03/shougi.minogakoi.png)
振り飛車の代表的な囲いです。
横からの攻めに強く、上部からの攻めに弱いのが特徴です。
振り飛車は、まず「美濃囲い」に組んで、そこから相手の様子を見ながら、いろいろな囲いに発展させていったりもします。
高美濃囲い
![](https://giverlog.com/wp-content/uploads/2022/03/shougi.takaminogakoi.png)
美濃囲いの発展形。
美濃囲いから金を上にあげて、美濃の弱点の上部を強くした囲いです。
その反面少し横からの攻めに弱くなります。
銀冠
![](https://giverlog.com/wp-content/uploads/2022/03/shougi.ginkanmuri.png)
美濃囲い→高美濃囲いと組んだ後、さらに発展させたのが「銀冠」です。
王様の上に銀を置くと、銀の冠をしているように見えることから、銀冠と言われています。
上部や端からの攻撃に強いですが、横からの攻めに弱くなります。
将棋の囲いを覚えた後は、どうやって相手の王様を攻めるかが大切になってきます。
こちらの記事で将棋の戦い方や攻め方について紹介しておりますので、こちらの記事もご覧になって頂ければと思います。
まとめ
将棋にはいろんな囲いがありましたね。
今回紹介した囲いはほんの一部で、他にもたくさん囲いがあります。
でも、今回紹介した囲いはどれも「長く使える代表的な囲い」ばかりなので、
これを覚えると十分に戦えます。
また、プロ棋士の将棋の対局情報などを知りたい方は、
日本将棋連盟の公式ホームページでご覧いただけますのでそちらも見ていただければと思います。
まずはいろんな囲いを試してみること。
次に相手の様子を見ながら自分の囲いを変えていくこと。
将棋は相手がいて成り立つゲームですから、覚えた通りに囲いが組めないこともよくあります。
その時は、臨機応変に対応して戦う。
これも将棋のおもしろいところなのかなと思います。
最近「観る将」が増えてきています。
観る将について知りたい方は、こちらの記事をご覧になって下さい。
また、将棋の格言を知っておくと、対局中に有利になることがあります。
将棋の格言についても紹介しておりますので、気になる方はこちらの記事もご覧になって頂ければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!