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観る将ってなに?将棋は指すだけじゃない|観る将の楽しみ方ってどんなこと?

観る将将棋
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「観る将」のことを知っていますか?

観る将は、自分で将棋を指さず、プロ棋士の対局を観る将棋ファンのことを言います。

将棋は、自分で指すことが基本的ですが、観る将は将棋を指しません。

さらに、観る将には、将棋のルールを知らない方もいます。

最近では、藤井聡太棋士の活躍もあり、さらに観る将が増加しています。

今回は、観る将の楽しみ方や将棋ファンが増えている理由について解説します。

この記事でわかること
  • 観る将とは
  • 観る将の楽しみ方
  • 将棋ファンが増加している理由

将棋のルールや将棋用語についてはこちらの記事を参考にして頂ければと思います。

将棋のルールと将棋用語

また、将棋の駒の動かし方などについては、こちらの記事を参考にして頂ければと思います。

将棋の駒の動かし方

「観る将」とは?

「観る将」とは、将棋の観戦やイベントなどの参加を楽しむ将棋ファンのことです。

観る将の人は、自分では将棋をほとんど指しません。

サッカーや野球の試合を観るといった感じと同じですね。

観る将の中には、昔よく将棋を指していたけど、今はプロの対局だけを観戦するという方がいます。

他にも観る将には、将棋のルールをほとんど知らないといった方もいます。

なぜ、将棋のルールを知らないのに、将棋を観るのでしょうか?

その理由は、

「好きな棋士を観る」「対局している姿」「解説が聞きたい」「対局中に食べるご飯」などに興味があるからです。

観る将の楽しみ方

観る将の楽しみ方は、主に4つあります。

・好きな棋士を観る

・対局している姿を観る

・解説を聞く

・対局中のご飯を楽しむ

以上が、観る将の楽しみ方です。

それでは、順番に見ていきましょう!

楽しみ方①好きな棋士を観る

特定の棋士のことが好きで、その人が対局をしている時に将棋を観るというパターンです。

その人のことがファンなので、将棋の内容というより「その人を観るのが好き」という感じですね。

その人に会うためにイベントなどに参加するという事もあります。

ジャニーズやアイドルに好きな人がいて、その人に会いにイベントに参加することと一緒ですね。

将棋のプロ棋士の方は、礼儀正しく、対戦相手をリスペクトしていて、優しい方が多い印象です。

そういったプロ棋士の人柄が、将棋のルールを知らない人もファンにさせるのかもしれません。

楽しみ方②対局している姿を観る

将棋の対局はほとんどの方がスーツや和服を着て対局します。

その立ち振る舞いや対局中の駒を指す仕草も「観る将」の人にとっては楽しみです。

私が将棋を見ていて好きな場面は、駒を指すときの「パチっ」という音です。

プロ棋士の方は、綺麗な音で「パチっ」と駒の音を鳴らすので、あの音が好きという方がたくさんいます。

さらに、人によって駒を指すときの音が違います。

力強く駒を鳴らす人もいれば、そっと冷静に駒を鳴らす人もいます。

将棋は、駒の指し方一つで、いろいろな楽しみ方ができるのです。

楽しみ方③解説を聞く

「観る将」の人の中には、解説を楽しむ人もいます。

解説の楽しみ方としては、

・将棋の勉強

・解説者同士の会話を楽しむ

といったことがあります。

では、それぞれ解説していきたいと思います。

将棋の勉強

将棋は一つの局面でも、ものすごい数の手が存在します。

国民栄誉賞も受賞した将棋の天才「羽生善治」さんは、一つの局面で80通りほど頭に浮かび、瞬時に2~3通りまで絞ります。

そして、その中の2~3通りの候補手について、最善の手を熟考するそうです。

そんな考えに考えた一手には、いろんな意味があります。

それを解説の棋士達が、視聴者に対してわかりやすく説明してくれるので、その手を指した意味がちゃんと理解できます。

さらに、将棋の解説は現役の棋士が解説をします。

将棋のプロ棋士の方は、非常に丁寧に解説をしてくれるので、解説を聞いているうちに「いつのまにかルールを覚えた」ということもあります。

解説者同士の会話を楽しむ

解説者同士の会話を楽しむことも観る将の楽しみ方です。

対局の解説は、現役のプロ棋士が2人で行います。

将棋のプロ棋士は、個性豊かな人が多いので会話が楽しく、漫才みたいな掛け合いが起こることもあります。

将棋の指し手についても解説してくれて、さらにそのたまに楽しい会話が聞けるとなると、観ているだけで楽しくなってきますね。

将棋は、解説者同士の会話を楽しめることも魅力です。

楽しみ方④対局中のご飯

将棋の対局は、長時間に及ぶため、対局中にお昼ご飯や夕食などの時間があります。

観る将の楽しみ方は、この「対局中に棋士が食べるご飯を楽しむ」ことです。

また、長丁場なので、おやつを食べるシーンなども観ることができます。

プロ棋士の方達は、どんなご飯を食べるのか?

それを観るのが楽しみなのです。

ひふみんの愛称で有名な加藤一二三さんは、個性が強く対局中のご飯やおやつも個性的です。

羽生善治さんは、加藤一二三さんとの対局中、夜の21時30分ぐらいの時間帯に、みかんを1分間で3つ食べたことに対して、さすがに笑っちゃったという話もあります。

また、加藤一二三さんは、よくおやつにチーズを食べることで有名です。

チーズを食べる姿が微笑ましく、観ている人を笑顔にさせてくれます。

対局だけでなく、ご飯やおやつで何を食べるのかに注目することが、観る将の楽しみ方の1つです。

ここまで、観る将の楽しみ方をご紹介しました。

こちらの観る将のための将棋ガイドも参考にして頂くと、より観る将の楽しみ方を知ることができます。

この本では、

・そもそも将棋とはどんなゲームなのか?

・将棋界について

・将棋用語

などを解説してくれています。

ボリュームがあるので、観る将として楽しむなら、これ1冊で十分です。

気になる方は、一度手にとってご覧ください。

将棋ファンが増加している理由

昔に比べて将棋を指す人は、年々減っています。

しかし、将棋ファンは増えているのです。

理由は、

・藤井聡太棋士の活躍

・映画の題材などになることが増えて

・動画配信で簡単に見れる

以上のような理由があります。

それでは、具体的にそれぞれ解説していきます。

藤井聡太棋士の活躍

将棋ファンが増加している理由に「藤井聡太棋士の活躍」があります。

藤井聡太棋士は、20歳(記事執筆時)という若さにも関わらず、8つあるタイトルのうち6つを獲得しています。

史上初の8冠を期待されていることで、将棋のルールを知らない人も将棋を観るようになっているのです。

藤井聡太棋士の活躍で、これからもたくさん将棋ファンが増えることが期待できます。

藤井聡太さんについて詳しく知りたい方は、こちらの記事からご覧ください。

>>藤井聡太はなにが凄いのか?強さの秘訣

映画や漫画の題材になったから

将棋ファンが増加している理由として、「映画や漫画の題材になった」ことがあります。

漫画から実写化された映画「3月のライオン」やAI将棋がテーマの映画「AWAKE」などが将棋を題材にした映画です。

これらの映画は、「Amazon Prime Video」「U-NEXT」でレンタルや視聴可能になっている時があります。

ただし、動画配信サービスでは、視聴期間が終了する場合があり、以前は観ることができても、現在は観ることができない場合もあります。

「Amazon Prime Video」「U-NEXT」で将棋の映画を探す際は、必ず事前に将棋の映画が視聴可能か確認してから登録を行って下さい。

動画配信で気軽に見れる

将棋ファンが増加しているのは、「動画配信」などで気軽に見れるようなったからです

昔から将棋の対局を観戦する人がいたのですが、「観る将」といわれ始めたのは、2010年前後からです。

その理由は、インターネットが普及して携帯やパソコンからでも、将棋の対局が見れるようになったからです。

当時はニコニコ生放送で、将棋の対局が中継されており、「観る将」という言葉がでてきました。

また、人工知能の発展が大きく、人工知能とプロ棋士の対局などのイベントが増えたことが「観る将」が増えた理由です。

現在では、ABEMAで将棋の対局を観ることができます。

将棋の対局といえばアベマで、タイトル戦やオリジナルの将棋番組も視聴することが可能です。

「将棋の対局を観てみたい」

「解説を聞いて楽しみたい」

そんな方は、ぜひアベマでご覧になってみて下さい。

将棋の勉強にはもちろん、観る将として将棋を楽しむことができます。

観る将は楽しいし勉強になる【まとめ】

今回は将棋の「観る将」について書きました。

また、将棋は指すだけじゃなく、観ることでも楽しめることについて紹介しました。

将棋といえば、格式高く、ルールも複雑なイメージがありますが、一度覚えると年をとっても忘れません。

私も小学生の頃に父親に将棋のルールを教わり、そこから20年近く経った今将棋にはまりました。

20年近く将棋を指していなかったにも関わらず、ルールは覚えていましたので、皆さんも将棋をしてみてはいかがでしょうか?

もしくは「観る将」になっていろいろな将棋の楽しみ方をしてみてはと思います。

観る将の楽しみ方についての本も載せておきますので、参考にして頂き、一生の趣味を作りましょう!

また、他にも将棋に関する記事を書いておりますので、気になる方はご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました!