いざ将棋の駒の動かし方や囲いを覚えたところで、次にすることはどうやって相手の駒を攻めるかです。
将棋は相手の玉将(王将)を詰ませば勝ちのゲームです。
なので、自分の玉将(王将)を囲った後は、相手の玉将を攻めなければ勝つことができません!
でも、どうやって相手の駒を攻めたらいいのでしょうか?
また、どこを攻めたらいいのでしょうか?
今回は、そんな将棋の戦い方の基本といわれている攻め方を初心者向けに紹介します。
・将棋の戦い方
・居飛車か振り飛車か
・盤を半分に割る
・飛車、角行、銀、桂馬で攻める
・相手の弱点を攻める
また、将棋の基本ルールや将棋用語について知りたい方は、こちらの記事を参考にして頂ければと思います。
将棋の駒の動かし方についてはこちらの記事を
将棋の囲いに関しては、本文の最後あたりで紹介しておりますので、そちらをご覧頂ければと思います。
将棋の戦い方
将棋には戦い方がたくさんあります。
どこから攻めるか?なにで攻めるのか?という事が非常に大切になってきます。
居飛車か振り飛車か
まずは、居飛車か振り飛車か?を決めましょう。
居飛車とは、飛車が初期配置から横に動かず、その状態で戦う事をいいます。
振り飛車とは、飛車を初期配置から横に動かして戦う事をいいます。
盤を半分に割る
将棋では一般的に飛車がいる場所と反対方向に玉を囲います。
※将棋はいろいろな戦い方があるので、すべてがこれに当てはまるとは限りません。
飛車は強力な攻め駒ですから、自分の玉はできるだけ飛車とは離し、戦いが起こるところにいないようにするのです。
居飛車の場合は玉は左方面に囲い、振り飛車の場合は玉を右方面に囲います。
まずは飛車の位置を決め、その後に頭の中で盤を割るイメージで、戦いが起こる戦場と自分の玉を囲うお城とを分けます。
飛車、角行、銀、桂馬で攻める
将棋は攻める駒と守りの駒があります。
基本的には、攻めの陣地にある「飛車、角行、銀、桂馬」で攻めます。
※これも将棋はいろいろな攻め方があるので、この限りではありません。
一般的に言われている基本を紹介しています。
将棋の攻めについてこちらの「羽生善治攻めの教科書」がおすすめです。
この本で攻め方を勉強すれば、より迫力のある攻めができるようになると思います。
著者は国民栄誉賞も受賞した将棋の天才「羽生善治」先生です。
初心者向けの本になっていますが、上級者になっても使えるような将棋の攻め方や考え方など、将棋の基礎から応用まで学べる本になっています。
守りは金2枚、銀1枚
玉の囲いは金2枚、銀1枚が基本。
※もちろん例外はありますが、基本は金2枚、銀1枚となります。
将棋の受けを勉強したい方は、「羽生善治受けの教科書」がおすすめです。
攻めるのは得意だけど受けをどうしたらいいのか困ってしまうという方は、
この本を読んで勉強することで、「攻めにつなげる受け」もできるようになります。
私もこの本を持っていますが、将棋では必ず受けて王様を守らないといけない局面があります。
その時に、ただ防戦一方になるのではなく、「攻めるために受ける」という事がこの本を読んで印象に残ったことです。
相手の弱点を攻める
将棋は相手の王様を詰ますと勝ちのゲームですから、相手は自分の王様を取らないようにします。
そんな時にどこから攻めるのかですが、相手の弱点を見つけて攻めることが必要です。
相手の玉の囲いを見て、上部に強い囲いなのか?横からの攻めに強い囲いなのか?などを知ることが必要です。
将棋の代表的な囲いの特徴はこちらの記事で紹介しておりますので、参考にして頂けたらと思います。
初心者から使える一般的な将棋の囲いを紹介しています。
また、各囲いの特徴や強みと弱点なども解説しております。
まとめ
今回は、将棋の戦い方の基本と攻め方を初心者向けに解説しました。
将棋は2人で対戦するボードゲームですから、当然相手も自分の王様を取られないようにします。
また、相手の王様をどうにかして取ろうとしてきます。
そこでしっかりとした受けと相手の守りの弱いところを攻めることが大切です。
将棋は覚えることが多くて難しい印象がありますが、奥が深くて一生楽しめる遊びです。
また、「最近は観る将」という将棋を指さず、観る専門の人が増えています。
そんな観る将の楽しみ方についても書いていますので、よかったらご覧頂けたらと思います。