皆さん、将棋ってご存じですか?
「将棋は知ってるけど、ルールは知らない」
「なんか難しいそうだよね」
そう思いの方もいると思います。
将棋は昔からある伝統的なボードゲームで、ハマるとすごく楽しいゲームです。
では将棋の歴史ってわかりますか?
将棋はほとんどの人が知っているとは思いますが、
将棋の歴史については「まあ、昔からあるんだろうな~」という感じの人が、ほとんどだと思います。
今回は、
・将棋って何なのか?
・将棋の歴史について
・将棋とチェスの違い
・将棋の過去と現在について紹介していきます。
最近は「観る将」が増えています。
観る将について知りたい方は、こちらの記事をご覧になって頂ければと思います。
また、将棋の格言を知っておくと、対局を有利に進められることもあります。
気になる方はこちらの記事をご覧になって頂ければと思います。
そもそも将棋って何?
将棋とは、2人で将棋盤と駒を使い、向かい合って対戦するボードゲームです。
具体的には8種類の駒と合計40個の駒(1人20個)を使って、相手の玉将(王将)を動けなくした方が勝ちです。
これを詰ませると言います。
縦横9×9マスの合計81のマス目を使って遊びます。
手前から3列目までを自陣、相手から見て3列目までを敵陣とします。
そして、初めの配置は決められたマス目に自分の駒を置いてスタートします。
駒の種類は、「玉将(ぎょくしょう)、王将(おうしょう)、飛車(ひしゃ)、角行(かくぎょう)」が1枚ずつあり、
「金将(きんしょう)、銀将(ぎんしょう)、桂馬(けいま)、香車(きょうしゃ)」が2枚ずつあります。
歩兵(ふひょう、ふへい)は9枚で合計20枚あります。
駒それぞれに動き方があったり、
相手の敵陣(相手から見て3列目)に入ると成り駒(駒がひっくり返り、進める方向が増える)になったり、
将棋は取った相手の駒を自分の駒として使えます。
取った駒を使えるなどの基本ルールなどはこちらの記事に書いています。
また、駒の動かし方はこちらの記事を参考にして下さい。
将棋の歴史
将棋の始まりは、古代インドのチャトランガというゲームからきていると言われています。
そこから世界に広がり、西洋にはチェス、中国にはシャンチー、日本には将棋という形で発展しました。
いつ日本にきたかは正確にはわかりません。
ただ、将棋の存在が残る最古の記録は1058年の物が残っています。
将棋とチェスの違い
将棋とチェスはよく似ていると言われます。
起源が一緒なので似ているのは当然なんですが、将棋とチェスの違いはなんでしょうか?
将棋とチェスは駒の動きも似ています。
でも、将棋の方が駒の種類が多く、チェスにはない動きをする駒もあります。
将棋は駒の種類が8種類でチェスは6種類。
使う駒は将棋が1人20個でチェスが16個です。
盤面は将棋が9×9でチェスは8×8のマス目を使います。
そして、最大の違いは将棋は「相手の駒を取ると自分の持ち駒として使える」というところです。
チェスは相手の持ち駒を使うことはできません。
この違いこそ将棋がはるかに難しい理由であり、奥の深いゲームなんです。
取った駒が使えるという事で、選択肢が大幅に増えます。
また、相手も取った持ち駒を使えるわけですから、
相手の持ち駒を見て、自分が次に指す手を考えないといけません。
将棋の過去と現在
これまでの将棋は、先人たちが積み上げてきた定跡というものを研究して、自分なりの必勝法や戦型を編み出してきました。
もちろん今でも、昔の人の棋譜を見て研究することはあると思います。
ただ、ここ何年かの間にAI(人工知能)の発展によって、将棋の世界が大きく変わりました。
それは、今までの定跡がひっくり返されるぐらい大きく変わり、今ではAI(人工知能)を使って将棋の研究をするのが、プロ棋士では当たり前になっています。
AI(人工知能)はものすごい処理速度で、何億通りの選択肢を計算し、その中から最善と言われる手を数秒で出します。
その中で人間では心理的に指しにくい手も平気で指します。
将棋界はAIによってもっと大きく変わっていくのでしょうか?
これからの将棋界、今後どうなっていくのかが非常に楽しみでもあります。
まとめ
今回は将棋とはどんなボードゲームか?将棋の歴史や将棋の過去と現在について書いてきました。
将棋の歴史や将棋とチェスの起源が一緒だったことなど、知らなかったこともあったのではないでしょうか
将棋は論理的に考えるゲームでもあります。
物事を論理的に考えることは、仕事でも勉強でも役に立ちますし、よく求められるスキルでもあります。
将棋をすることで、論理的思考も身につくと思います。
将棋を楽しみながら、論理的思考も一緒に身につけませんか?
また、将棋の囲いについても記事を書いておりますので、こちらも参考にして頂ければと思います。
将棋の戦い方や攻め方について知りたい方は、こちらの記事をご覧頂ければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。