学生が受験勉強をしたり、社会人の方が資格の勉強や仕事の作業をする際、みなさん集中して取り組みたいと思っています。
集中できる環境や状況は人によって変わります。
あなたは勉強をする際にどうやって集中力を保っていますか?
勉強をする際に音楽を聴いて集中力を保っている人もいれば、音楽を聴くと逆に集中できないという人もいます。
今回は、
- 勉強中に音楽を聴いていいのか?
- 音楽を聴く効果は?
- 勉強中に音楽を聴く際の注意点
- 勉強中におすすめの音楽
について紹介します。
勉強中に音楽を聴く効果
勉強中に音楽を聴く効果はどんなことでしょうか?
ここでは、勉強中に音楽を聴く効果いくつか紹介します。
長時間机に向き合える
勉強中に音楽を聴く効果の一つは「長時間机に向き合えること」です。
人間の集中力は長く続きません。
集中力が切れると勉強の効率が下がります。
勉強中に音楽を聴くことで、集中力が切れた後も「椅子に座ったまま机に向き合えます」。
勉強中に音楽を聴くと、内容が記憶に残りにくいという意見もありますが、机に向き合う事ができるので、少し休憩をはさんだ後、すぐにまた勉強に取り組むことができます。
モチベーションが上がる
勉強中に音楽を聴く効果の一つに「モチベーションが上がる」ということがあります。
例えば「勉強が辛いな」「勉強嫌だな」と思ったときに、好きな音楽を聴いてやる気を起こさせる。
そういった勉強をするやる気を起こさせることができるのも、勉強中に音楽を聴く効果としてあります。
世の中の人全員が勉強が大好きな人ばかりではありません。
志望校に行きたいから勉強をしないといけない。
仕事で必要だから勉強しないといけない。
こういった方の方が多いと思います。
そこで音楽を聴くことによってモチベーションが上がるのであれば、音楽を聴くことはいいと思います。
勉強のハードルが下がる
勉強中に音楽を聴く効果に「勉強のハードルが下がる」というのがあります。
先ほど紹介した「長時間机に向き合える」と重なるところがありますが、勉強は椅子に座って机と向き合うところから始まります。
音楽を聴くことで、「一旦勉強してみる」という気持ちにさせることができます。
勉強に対してのハードルが下がることがものすごく大切です。
つまり、音楽を聴くことで勉強をする「きっかけ」を作ることができるのです。
勉強中に音楽を聴く際の注意点
勉強中に音楽を聴く際には注意点があります。
どんな注意点があるか見ていきましょう。
歌詞がある音楽を避ける
勉強中に音楽を聴く際には「歌詞がある音楽」はできるだけ避けましょう。
基本的に勉強中に音楽を聴くことは「作業効率が悪くなる」というデータが出ています。
特に歌詞のある音楽は集中力を下げ、注意力も下がるという事がわかっています。
さらに、音楽の音量は関係なく大音量でも小さな音量でも作業効率が悪くなるのです。
できるだけ歌詞付きの音楽を避けるようにしましょう。
音楽のある環境に慣れてしまう
もちろん試験当日は音楽を聴けません。
音楽を聴く環境に慣れてしまうと肝心な本番で力を発揮できない可能性があります。
今までは勉強中に音楽しか聞こえませんでした。
ところが試験では、周りの人の鉛筆の音に気が散ったり、逆に周りの音が静かなことに気が散ったりする可能性があります。
音楽を聴きながら勉強する際は、このようなことがあることを意識しなければいけません。
過去問を解く時や、模試の解き直しの際には、試験当日を意識して音楽を聴かずに勉強するなど工夫をしよう。
科目によって音楽を聴かない方がいい
また、科目によっては音楽を聴かない方がいい場合もあります。
数学などの計算問題や演習問題をする場合などは音楽を聴くことはいいでしょう。
ただ、公式などなぜこの式が成り立つのか?など原理を理解するときなどは、音楽は聴かない方がいいでしょう。
また、国語や英語など文脈を理解しなければいけない科目の場合は音楽を聴かない方がいいです。
文章を読んで自分の中で言語化し、理解することが必要だからです。
その際に音楽があると邪魔になってしまいます。
おすすめの音楽
勉強中には歌詞付きの音楽は良くないことは解説しました。
では、どんな音楽がいいのでしょうか?
ここでは勉強中に聴くおすすめの音楽を紹介します。
自然音(α波)
勉強中に聴くおすすめの音楽の1つが「自然音(α波)」です。
自然音を聴きながら勉強をすると、脳にα波という脳波がでます。
α波とは、脳波の一種で落ち着いている状態の時に出る脳波です。
つまり、勉強中に自然音を聴くことで、リラックスして勉強をすることができるということです。
また、α波にはストレスを抑える効果があり、自律神経を整え免疫力を高めるという効果も出ています。
勉強中以外にもα波は良いということがわかりますね。
クラシック
クラシックも勉強中に聴くおすすめの音楽と言われています。
クラシック音楽も「α波が出やすい音楽」と言われています。
α波は先ほど紹介したように、「リラックスして勉強をできる状態」を作ります。
また、クラシック音楽の中でもモーツァルトの曲はα波が出やすいと言われています。
勉強配信
音楽ではありませんが、勉強に集中する為におすすめなのが「有名配信者の勉強配信」です。
YouTubeでは勉強系のユーチューバーが勉強配信をしていたりします。
勉強は独りではモチベーションを保つ事が大変です。
そんな時に勉強配信をつけながら勉強することで、有名配信者と一緒に勉強をしていることになります。
また、勉強配信なので配信者が話すことはなく、配信者の人と勉強ができ、かつ長時間机に向き合う事ができます。
まとめ
勉強中に音楽を聴く事は、基本的には良くないこといろいろな研究結果で出ています。
ただ、勉強に音楽をうまく使う事で集中力が上がったり、リラックス効果があることがわかりました。
また、勉強をするきっかけづくりに音楽を聴くという事もできるので、一概に勉強に音楽はダメと言えません。
受験生は志望校に合格するためや単位習得のために勉強をする人もいるでしょう。
社会人の方は、資格を取得したり仕事で必要な勉強をする人もいるでしょう。
勉強は必ずあなたの人生でプラスになるので、うまく集中できない人は音楽を活用してみてはいかがでしょうか?
また、勉強するにあたって本を読むことがあると思います。
下記に読書に関する記事を書いておりますので、気になる方はご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました!