皆さんは将棋の面白さや魅力を知っていますか?
将棋自体を知らない人はいないと思いますが、
「面白さがわからない」
「難しそうでとっつきにくい」
と感じる人も多いのが事実です。
将棋は敷居が高く、気軽に遊ぶことができないイメージがあります。
しかし、将棋は誰でも気軽に遊ぶことができて、老若男女問わず楽しめるボードゲームです。
この記事では、将棋の面白さや魅力について解説していきます。
将棋は面白い!見どころ3選!
将棋の魅力を語る前に、まずは将棋を観る面白さをご紹介します。
将棋の面白いところは3つあります。
・面白い人が多い
・解説が面白い
・対局が面白い
上記の3つが将棋の見どころです。
それでは、順番に将棋の見どころを解説していきます。
そもそも「ルールを知りたい」そんな方は、こちらの記事で詳しく書いておりますので、こちらをご覧ください。
見どころ①面白い人が多い
将棋界には、変わった人が多く、面白い人がたくさんいます。
有名な人でいうと、ひふみんの愛称で有名な加藤一二三棋士です。
中でも対局中の食事エピソードが名物です。
3時のおやつに板チョコを10枚食べたり、対局の夕食にカキフライ定食とチキンカツ定食をダブルで頼んだりと、
とにかく面白いエピソードがたくさんあります。
他にもユーモアにあふれる人がたくさんいて、将棋の対局以外にも面白いところが満載なのです。
見どころ②将棋は解説が面白い
将棋は対局の解説をする人も面白いのです。
将棋の解説は、アナウンサーではなく棋士が行います。
対局中の盤面を見ながらリアルタイムで2人の棋士が行う(解説1人、聞き手1人)のですが、その掛け合いが面白かったりするのです。
例えば、米長邦雄棋士と加藤一二三棋士が行った解説は、将棋史に残る名解説でした。
加藤一二三棋士の解説に米長邦雄棋士がツッコミを入れるという構図が、まさに将棋漫才みたいでとにかく面白いのです。
YouTubeで「将棋 解説 面白い」などで検索すると出てきますので、一度見てみて下さい。
観る将がいるのも、やはりこの解説を聞くのが好きだからという理由もあるでしょう。
観る将についての記事も書いておりますので、気になる方はこちらをご覧ください。
見どころ③対局が面白い
将棋はやはり対局が面白いです。
互いに研究をした将棋で勝負に挑む、その姿がかっこ良くてたまりません。
また、次にどんな手を指すかを何時間も考えて最善手を探す棋士の凄さに圧倒されてしまいます。
また、持ち時間がなくなり、秒読みの中で行われる将棋は、ハラハラさせられます。
このように、プロ棋士の凄さを見ることができるのが、将棋の面白いところです。
最近では、藤井聡太棋士が大活躍をしており、史上初の八冠獲得を期待されています。
そんな藤井聡太棋士について詳しく知りたい方は、こちらの記事からご覧ください。
将棋の魅力7選!
将棋にはたくさんの魅力があり、誰でも楽しむことができます。
難しそうでとっつきにくい半面、一度ハマると将棋が大好きになります。
それでは、将棋の魅力を見ていきましょう。
魅力①お金がかからない
将棋は、駒と将棋盤さえあれば、お金がかかりません。
しかも駒と将棋盤は、市販で売っているものであれば数千円です。
最近では、100均などでも駒と将棋盤が売っているぐらいなので、数百円で遊ぶこともできます。
しかも、一生遊ぶことができるので、コスパがものすごくいいですよね。
場所も基本的にどこでもできて、たまに公園でおじいちゃん同士で将棋を指しているのも見かけます。
お金がかからず、場所を選ばずに遊べるのは将棋の魅力です。
魅力②子供からお年寄りまで遊べる
将棋は、子供からお年寄りまで男女問わず遊べます。
しかも、一度ルールを覚えるとしばらく将棋をしていなくても、不思議とルールを覚えているものです。
実際に私も小学生の頃にルールを覚え、そこから20年ぶりに将棋をしてもルールを覚えていました。
それからは、毎日将棋をするぐらいハマっています。
一度ルールを覚えると忘れることがなく、一生遊べることが将棋の魅力です。
魅力③礼に始まり礼に終わる
将棋は、伝統的な文化のあるボードゲームです。
対局をする時には、礼に始まり礼に終わるという日本の誇らしき礼儀正しさがあります。
相手に敬意を払い、戦いが終わった後も相手を尊重する。
そんな将棋の精神は、普段の生活にも活きてくるものです。
将棋の棋士などを見ていると、「本当にいい人が多いな」という印象を抱きます。
相手をリスペクトする精神を得られることが、将棋の魅力の1つです。
魅力④無限の可能性がある
将棋には無限の可能性があります。
将棋の指し手には、全部で10の220乗の組み合わせがあると言われています。
よくある話しの例ですが、宇宙全体の水素原子の数が10の80乗個あり、将棋の指しての組み合わせは、それよりもはるかに多いのです。
将棋のマスは9×9の81マスあります。
この81マスの中で、天文学的数字があるほどのゲームができるのが将棋の魅力です。
魅力⑤戦法がたくさんある
将棋の魅力は、相手に勝つためにたくさんの戦法があるところです。
棒銀や四間飛車、中飛車などまだまだ戦法はあります。
同じ棒銀でも矢倉棒銀や原始棒銀など少し変化した形もあるため、自分の好きな戦い方
で対局に臨むことができます。
また、攻め方にも種類があるほか、自分の王様を囲う「囲い」にもたくさんの種類があります。
矢倉、穴熊、美濃囲いなどが代表的な囲いです。
相手がいてのことですから、自分の好きな戦法や囲いが使えない時だってあります。
ただ、それが将棋の良さであり、ハマるところなのです。
戦法がたくさんあることが将棋の魅力です。
魅力⑥評価がはっきりしている
将棋には運要素がなく、評価がきちんとされているところも魅力です。
「段級」という制度があり、自分の実力が数値化されているので、自分が今どれぐらいの実力なのかが目で見てわかるのです。
ただ、プロ棋士の段とアマチュアの段級は少し意味が変わります。
簡単に説明すると、
・プロ棋士
最高九段
以下四段までが正式な棋士です。
三段以下は、プロ棋士の養成機関「奨励会」となります。
奨励会は三段~6級までとなります。
・アマチュア棋士
一般的な最高位は六段です。
例外として、過去に九段の免状を発行したことがあります。
六段~10級までがアマチュアの段級位です。
同じ三段でも、奨励会三段とアマチュア三段では、棋力が全然違うということになります。
奨励会三段ともなると、プロになる一つ手前のとんでもなく強い人です。
このように、評価制度がきちんとされていることで、実力のある人が過小評価されることはありません。
公平に自分の立ち位置がわかるところが将棋の魅力です。
魅力⑦運要素がない
将棋には運要素がなく、実力で勝敗が決まります。
なぜなら、10の220乗もの指し手の組み合わせは、現在のコンピュータですべてを解析することができないからです。
通常ボードゲームでは、先手か後手かどちらかが有利になるはずです。
コンピュータですべてを解析することができれば、先手か後手かのどちらかが有利になり、その通りの手を打つことで、必ず勝つことができるようになります。
しかし、将棋の指し手の組み合わせを人間がすべて理解することは不可能なので、完全なる実力勝負なのです。
この運要素がないところが、将棋の面白いところです。
実際に将棋をやってみよう!
将棋の面白さがわからない人は、まず将棋をやってみることです。
今では、スマホで将棋ができるので、一度やってみてください。
始めはルールを覚えることで精一杯かもしれませんが、ルールを覚えてくると将棋が楽しくなってきます。
そうすると、どんな戦法がいいんだろう?どんな囲いがいいんだろう?といろいろと疑問が湧いてきます。
そうして、得意な戦い方を覚えると、また楽しくなってきます。
また、実際に将棋の対局を見ることも楽しいです。
ABEMAなら、将棋のタイトル戦や将棋のオリジナル番組を放送しているので、一度ご覧になってみるのもいいですね。
将棋以外にもバラエティー番組やドラマなども見ることができます。
「将棋を見て楽しみたい」
「将棋の対局を見て強くなりたい」
そんな方は、ぜひご覧ください。
ABEMAの公式サイトはこちらから他にも、将棋に関する記事を書いておりますので、気になる方はこちらの記事をご覧ください。