この記事を見ている人は「簿記2級の勉強が辛い」や「受かる気がしない」と思っている人だと思います。
そこで今回は、僕が実際に簿記2級に合格した時の合格体験記を紹介したいと思います。
僕の体験談を交えて、少しでも合格する人が増えればと思い、合格体験記を書くことにしました。
この合格体験記は効率のいい勉強法などではなく、どちらかというと資格を取るにあたってのマインド的な要素が強いかもしれません。
簿記の勉強で「行き詰ったり」「受かる気がしない」などと思っている人が読むと、自分も受かるかもと思ってもらえるかも知れません。
参考までに簿記の勉強が行き詰って辛いという方へ、辛いときの勉強法も紹介したいと思います。
僕が受験したのは第141回の試験を受験し、一発合格しました!
僕も受かる気がしないと思っておりましたが、バイトもしながら大学生の時に合格できたので、あなたもできるはずです!
また、簿記検定について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
はじめに
皆さんが簿記2級を取る目的はなんですか?
就職に有利だから?個人事業主だから自分でお金の管理をしないといけないから?
税理士や公認会計士の資格を取得するための通過点として?など
簿記2級を取得する理由は人それぞれあります。
ちなみに、僕が簿記2級を取ろうと思った理由は、大学のゼミの先生に勧められたのがきっかけでした。
当時僕は20歳でバイトに明け暮れる大学生でした。
高校時代はサッカー部に所属し、サッカーに明け暮れていたので、まったく勉強をしてきませんでした。
大学のゼミの先生に簿記を勧められた時、「簿記」って何?
と思ったことを覚えています。
簿記3級に受験できなかった話
大学のゼミの先生に勧められ、まずは簿記3級を受けることにしました。
僕の計画では、3級に合格した後、2級を受けるという流れでした。
そして、本屋さんに行って、適当にわかりやすそうなテキストを買いました。
勉強時間はだいたい1カ月ぐらいで受かると聞いており、1か月後の試験に備えて勉強を開始しました。
簿記の勉強ではまず先に仕訳を覚えます。
仕訳が何とか理解できた次には、伝票をつくるところへ入っていきます。
ただ、伝票をつくるところに入るとまったく理解できなくなったのです。
その時「簿記って難しいなあ」「受かる気がしない」と心の底から思いました(笑)
そして、なんやかんや試験の1週間前になりました。
そういえば、試験ってどこで開催されるのか?何時から開始されるのかを調べていませんでした。
そこで、スマホで調べてみて初めて知ったのです!
あらかじめ願書を出さないといけないという事を!!
試験は当日に受験場所に行って、申し込み手続きを済ませれば、受験できると勘違いしていた僕は、自分の無知さに笑えてきました。
その時に思ったのが、3級を飛ばして
一気に簿記2級を受験してやる!!
という事でした。
絶対に受かってやると思ったあの日
資格試験は当日に申し込んで受験すると勘違いしていたそんな僕ですが、大学内で簿記の資格講座を開いてくれることを知りました。
「資格の学校TAC」という予備校の講師が、大学まで来てくれて授業をしてくれるということらしいので、
速攻で資格講座の受講料金6万円程を振込み、申し込みました。(今回はしっかりと事前に申し込みました笑)
大学内で開かれる講座なので、簿記2級の講座を受講する人は全員大学生です。
当時の講座は100人~150人ぐらいの大学生が受講しており、簿記2級の人気はやはりすごかったです。
席は一番前の真ん中でした。
初めは授業についていけなくて、毎回講師に質問をして、理解できるまで説明を受けるのが日課になっていました。
ある日、またいつものように質問をすると、後ろからクスクスと笑い声が聞こえてきたのです。
「そんなこともわからんの?」的な声が後ろから聞こえてきて怒りを覚えました。
その当時の僕は、また自分の無知さを恥じながらこう誓いました。
絶対に受かってやる!!
勉強のルーティン
クスクス笑われたあの日から、猛勉強を始めました。
今までは授業を聞くだけで、復習はしていませんでしたが、バイトが22時に終わった後にマクドナルドに行き、勉強をしました。
時には夜中の2時ぐらいまで勉強する日もありました。
バイトが終わってから簿記2級の勉強をする大学生活を送っていました。
今思うと夜中の2時まで勉強をするのが効率いいとは言えませんが、あの時は夢中で勉強していました。
はじめは睡魔と戦いながら、さぼりたい自分と戦いながらの勉強でした。
その時に、ちょうど幼馴染の2人も資格の勉強をしており、僕も合わせて3人で毎日のように勉強をしていました。
それぞれ別の資格取得に向けて勉強していたわけですが、
勉強仲間がいたことで、お互いを高めあい勉強のモチベーションを保てていたのでしょう。
資格講座は週2回あるのですが、毎回授業の前にミニテストがあります。
初めはそのテストも半分ぐらいしか正解できませんでしたが、毎日勉強をしている内に、そのミニテストで満点を取ることが増えてきました。
特に工業簿記に入ってからのミニテストは、すべて満点を取れるようになりました。
そうした少しづつ成長していく自分が嬉しくて、簿記の資格勉強が楽しくなってきました。
今まではクスクス笑っていた人達を見返すために勉強をしていた僕ですが、そんな人たちのことはどうでもよくなったです。
とにかく簿記の勉強が楽しくて、電卓を叩くのが楽しかったのです(笑)
電卓を速く叩くことが目標になってしまうとよくないですが、、、
この頃から「受かる気がしない」なんて考えることはなくなりました。
「簿記の勉強が辛い」「受かる気がしない」方への勉強法
「簿記の勉強が辛い」「受かる気がしない」と思っている方は、人によって理由が違います。
ただ、主な理由は
「簿記の勉強に行き詰っている」
「勉強のモチベーションが下がっている」
この2つだと思います。
これは、勉強法が掴めていないことが大きな要因になっています。
それではこの2つの理由の解決法を紹介していきたいと思います。
毎日勉強する
簿記の資格勉強は、毎日継続して勉強するほうが成果がでます。
1日に5時間6時間と一気に勉強するよりも、毎日30分勉強するほうが身に付きます。
週に1日しか勉強しなかった場合は、すぐに忘れてしまいます。
「簿記の勉強が辛い」「受かる気がしない」と思っている方は、まず毎日30分勉強するようにしましょう。
大学生でバイトが終わってからの勉強はしんどい。
そんな時でも、とにかく「テキストを開いてみる」「問題を解いてみる」
僕もバイトをしながら、大学生の間に取ることができたので、習慣にしてみることをおすすめします。
毎日30分は簿記に触れる時間を作ることが大切です。
原点に戻る
あなたが簿記の資格を取得しようと思った理由はなんですか?
どんな理由だったとしても、簿記の資格を取ろうと思って勉強を始めたはずです。
簿記の勉強が辛いときは、自分が資格を取ろうと思ったときの原点に戻ってみてください。
その時は簿記の勉強から離れて、ゆっくり休みながらでもいいと思います。
自分がなぜ簿記の資格を取ろうと思ったのか?
そのことを思い出して、自分のモチベーションを上げてみてください。
勉強仲間を作る
勉強のモチベーションが上がらないとき、勉強仲間を作ることが一番早いと思います。
僕が簿記2級の資格勉強をしていた時は、勉強仲間がいたことでモチベーションを保つ事ができました。
簿記の勉強が辛い方は、勉強仲間を作ってみてはいかがでしょうか?
現実の友達で勉強仲間が作れない場合は、SNS上で作るのもいいと思います。
今では、SNS上には勉強仲間を募集している人もたくさんいますし、勉強仲間のコミュニティだってたくさんあります。
その方達と交流を図ることで、「この人達と一緒に頑張ろう!」という気持ちになり、刺激をもらう事ができます。
また、SNSに勉強の記録を残すこともいいかもしれません。
試験前に読み返すことで、「これだけやったんだぞ!」と気持ちを高めて試験に臨むことができます。
こんなぼくでも受かった
はじめて資格試験というものを受験した僕ですが、見事合格することができました。
僕が受けた年は第141回の試験でしたが、合格率が11.8%と非常に難しい試験でした。
資格講座の中でも、合格したのは100人~150人いた中で、僕含め2人だけでした。
はじめは授業についていけなくて、理解するのに苦労しました。
初歩的なことがわからず、講座中の人から笑われていました。
そんな僕でも、毎日勉強することで合格しました。
大学生ですから、朝は学校に行き、バイトが終わってから勉強をする毎日。
幼馴染の友達と高めあいながら勉強をした日々。
辛いことの方が多かったですが、あの時踏ん張って勉強をしたから、合格できたのだと思います。
勉強が辛いと思っている方。
受かる気がしないと思っている方。
こんな僕でも合格することができたので、あきらめないで勉強を継続すれば、必ず合格に近づきます。
小さな自分の成長を認めてあげて、できれば楽しむように勉強することを心掛けましょう!
簿記2級の資格が難しい理由や2級と3級の違いなどを解説しておりますので、気になる方はご覧下さい。
また、資格を取得するメリットの記事も書いておりますので、こちらも参考にして頂ければと思います。
他にも資格に関する記事を書いておりますので、気になる方はご覧ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!