エジソンって知っていますよね。
本名は「トーマス・アルバ・エジソン」
エジソンは生涯で1300もの発明をし、特許を数多く取得した発明王です。
では、そんなエジソンはどんな人で、どんな発明をした人なのでしょうか?
今回はエジソンの
- 生い立ち
- 年表
- 三大発明
- エピソード
- 名言
について紹介していきたいと思います。
また、りんごが落ちるのを見て万有引力を発見した「ニュートン」について知りたい方は、こちらの記事も参考にして頂ければと思います。
エジソンはどんな人?
発明王と言われるエジソンですが、
ここではそんなエジソンの年表と生い立ちについて紹介します。
名前 | トーマス・アルバ・エジソン |
誕生日 | 1847年2月11日 |
没日 | 1931年10月18日(享年84歳) |
出身地 | オハイオ州マイラン |
没地 | ニュージャージー州ウェストオレンジ |
年表
西暦(年齢)
1847年(0歳)アメリカのオハイオ州で生まれる。
1855年(8歳)わずか3カ月で学校を退学。
1857年(10歳)自宅の地下に実験室を作る。
1862年(15歳)電車の駅長の息子を列車事故から救い、電信技術を学ぶ。
1862年(16歳)電子技師になる。
1868年(21歳)電気式投票記録機を発明し、初めての特許を取る。
1869年(22歳)株式相場表示機を発明し、4万ドル(現在の日本円で2億円相当)を手に入れる。
1871年(24歳)16歳のメアリー・スティルウェルと結婚。
1876年(28歳)ニュージャージー州メンロパークに研究所を建設。
1877年(30歳)電話機を完成させ、蓄音機を発明する。
1878年(31歳)白熱電球の研究を始め、エジソン電灯会社を作る。
1879年(32歳)白熱電球を作り、工場で白熱電球を一般公開する。
1882年(35歳)ニューヨークのパール街に中央発電所を建設。街に電灯を灯す。
1884年(37歳)妻のメアリーが29歳で病死。
1886年(39歳)20歳のマイナ・ミラーと再婚。
1887年(40歳)ニュージャージー州ウェストオレンジ研究所設立。
1888年(41歳)エジソン・ゼネラル・エレクトリック社を設立。
1889年(42歳)「キネトスコープ」を発明。
1892年(45歳)X線の研究。会社が合併し、ゼネラル・エレクトリック(GE)社となる。
1900年(53歳)アルカリ蓄電池の研究を始める。
1910年(63歳)アルカリ蓄電池の電気自動車を実用化。
1914年(67歳)研究所が火事になり、エジソンの再出発が始まる。
1922年(75歳)ニューヨーク・タイムズ紙の投票で「最も偉大な生きているアメリカ人」に選ばれる。
1927年(80歳)人工ゴムの研究を始める。
1928年(80歳)アメリカ合衆国で勲章を与えられる。
1931年(84歳)ウェストオレンジの自宅で死去。
エジソンの生い立ち
生涯で1300もの発明をしたエジソンですが、
そんなエジソンの生い立ちはどのようなものだったんでしょうか?
3カ月で退学したエジソンの小学校生活
少年時代のエジソンは、とにかく知りたがり屋で「なぜ?」と人に聞くことが多かったそうです。
小学校に入学したが、学校の先生とうまくいかず3カ月で退学したそうです。
エジソンは自分が気になったことには「なぜ?」と、とことん先生に聞き先生を困らしていたとのことです。
エジソンの逸話として、
「1+1=2」と教えられても、1個の粘土と1個の粘土を合わせたら、大きな1個の粘土になるのに、なぜ2なの?
という話があります。
他には国語の授業でアルファベットを教えられた時、「A(エー)はどうしてP(ピー)と読まないの?」と先生に質問したという話もあります。
このような何にでも疑問を持つエジソンは、先生を困らしてしまいます。
最終的に担任の先生からは「君の頭は腐っている」と言われ、
校長先生からは「ほかの生徒たちの邪魔になる」と言われて、入学から3カ月で退学することになりました。
エジソンの好奇心
エジソンの好奇心は学校だけにとどまりません。
ガチョウの卵を孵化させたいと思って、卵を抱きかかえて、ガチョウ小屋に何時間も座り込んだりすることもありました。
他には、「なぜものは燃えるのか?」と興味を持ち、藁を燃やしていたところ、自宅の納屋を全焼させるといったこともありました。
小学校での先生への質問攻めや学校以外での好奇心の強さも重なって、小学校を退学することになったと言われています。
ここで唯一エジソンを理解してくれていたのは、母親だったと言われています。
この母親がいたから、のちの発明王エジソンができたのだと思います。
もし、母親までもがエジソンの好奇心を奪っていたなら、発明王エジソンとならなかったかもしれません。
エジソンの三大発明
エジソンは1300もの発明をしたと言われていますが、その中でも「三大発明」と言われている発明を紹介します。
蓄音機
蓄音機は音を録音する機械です。
1857年にフランスの、マルタンヴィルが音を録音する機械を発明しました。
ただ、その機械は音を録音した後、再生ができませんでした。
そこでエジソンは、1877年(当時30歳)に「音を録音して再生できる蓄音機」を発明したのでした。
蓄音機を発明し、研究員たちに聞かせたのは「メリーさんの羊」だったそうです。
エジソンの発明した蓄音機は「話す機械」と言われ、瞬く間に評判が広がり、ホワイトハウスに招かれたほどでした。
白熱電球
1879年(当時32歳)にエジソンは白熱電球の改良に成功しました。
白熱電球を世界で初めて発明したのは、エジソンではなく、イギリスのスワンという人物でした。
スワンの白熱電球は寿命が短すぎて実用的ではありませんでした。
しかし、エジソンが改良した白熱電球は、電球を長持ちさせるフィラメントを6000種類も試しました。
最終的に選ばれたのは、京都の八幡男山付近の竹でした。
この竹をフィラメントに使ったことで、街中に明かりを灯せるようになったのです。
キネトスコープ
1889年(42歳)にエジソンはキネトスコープを発明します。
これは映画の上映装置です。
映画をスクリーンではなく、箱の中でフィルムを回転させ、上から覗き込んで映画を鑑賞するというものでした。
キネトスコープは立ったまま上から覗き込んで映画を鑑賞します。
また、一人一台の装置で複数人が同時に観ることができません。
以後キネトスコープの代わりにスクリーンに投影する「シネマトグラフ」が開発され、現在でも主流になるのでした。
エジソンのエピソード
エジソンの人生は波乱万丈で、数々のエピソードがあります。
それではエジソンのエピソードを見ていきましょう。
テスラとの電流戦争
エジソンはニコラ・テスラと電流戦争と言われる送電の激しい争いを繰り広げました。
当時、エジソンは直流電流を推進し、テスラは交流電流を推進していました。
初めは直流電流派が優勢でしたが、徐々に交流電流の安全性や利便性が増えていき、エジソンはどうやって勝つかを考えました。
そして、エジソンは「テスラへのネガティブキャンペーン」をすることにしました。
その内容は「交流電流は危険だ」という事でした。
具体的には
・「死刑用の電気椅子に交流電流を採用させようとする」
・「動物の殺処分」
といったような事を行い、テスラの推進する交流電流が危険だと国民に訴えかけました。
しかし、テスラは交流電流を自分の体に通したり、直流電流でも死刑用の電気椅子を作れるといったように、テスラが反撃しました。
結果的にこの電流戦争はテスラの勝利で終わるのでした。
エジソンと電流戦争を繰り広げたニコラ・テスラもものすごい天才です。
こちらで、詳しく紹介しておりますので、気になる方はご覧ください。
幽霊と交信
エジソンは生涯で1300もの発明をしたと言われていますが、晩年のエジソンは「死者と交信する装置」を開発しようとしていました。
エジソンは幽霊の存在を信じており、幽霊は話好きとまで考えていたようです。
人間の死後の世界でも魂は存在すると考え、魂はエネルギーであり、宇宙のエネルギーの1つも考えました。
そして、そのエネルギーは死後も蓄積され、その蓄積こそが記憶だと考えていたようです。
そのことを信じ、エジソンは死者と交信する「霊界通信機」を作ろうとしましたが、結果的に「霊界通信機」を作ることはできませんでした。
もし仮に、死後の世界が存在し、エジソンが「霊界通信機」を開発していたとしたら、どんな世界がまっていたのでしょうか?
エジソンの名言
天才とは、1%のひらめきと99%の努力である。
トーマス・アルバ・エジソン
これはエジソンの名言で一番有名ではないでしょうか?
エジソンに関わらず、偉人の名言といえばこの言葉が思い浮かびますよね!
私は失敗したことがない。
ただ、1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ。
トーマス・アルバ・エジソン
人生の失敗者の多くは、自分が成功にどれだけ近づいているか気づかずに諦めた人たちだ。
トーマス・アルバ・エジソン
決して時計を見るな。
これは若い人に覚えてもらいたいことだ。
トーマス・アルバ・エジソン
エジソンの名言は他にもありますが、今回は有名な名言を紹介してみました。
どれも心に響く名言で、勇気づけられますね!
まとめ
今回はエジソンがどんな人だったのか?
エジソンの年表や生い立ち、発明したものなど紹介しました。
また、エジソンの有名なエピソードや名言も紹介しました。
今私たちは当たり前のように、一日中電気を使いますが、エジソンのような異常なまでの好奇心を持った人が発明してくれたおかげで、私たちの今の暮らしがあります。
また、20世紀最大の物理学者「アインシュタイン」についても紹介していますので、よかったら参考にして頂ければと思います。
また、他にも偉人を紹介しておりますので、気になる方はご覧ください!